山本 博文

定価: ¥ 767
販売価格: ¥ 767
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発売日: 2005-12
発売元: 文藝春秋
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ウチの父が昔よく読んでいた「山本 博文」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「徳川将軍家の結婚 (文春新書)」というやつだったと記憶している。
今日、僕も試しに「徳川将軍家の結婚 (文春新書)」を読んでみた。すると、父があれだけ「徳川将軍家の結婚 (文春新書)」に夢中だったワケが少しだけわかったような気がする。
ここんとこ風が強い日が続いている。
来週末、寝台列車にでも乗って1人で小旅行に出かけようか。
僕はクローゼットの中のボストンバッグを引っ張り出した。
江戸前期と後期で情報量も扱いも違う将軍様の奥方
おそらく『大奥』ブーム便乗本と思われます。著者の山本氏は最近この手の「一般向け歴史入門」本を多く上梓されており、過去の論文や本の使い廻しのような内容が多くてがっくりさせられることが多かったのですが、この本はその点で言えば新規の内容が多くてまあまあ満足できる内容でした。特に将軍正室を最も多く輩出した公家側の視点で書かれた解説は珍しいので興味深いです。
山本氏はこの本で家康と秀忠の正室→戦国時代の政略結婚、三代?五代将軍の正室→お飾り+幕府は将軍の結婚戦略に興味がない、六代以降→正室の地位が向上、政治発言力も拡大…という、珍しい見解を示されています。また、唯一外様大名で将軍家と縁組みをした島津家に関しては島津家文書専門家の情報量を活かして多大のスペースを割いて書かれていますが、竹姫が島津継豊正室として降嫁した背景についての論考は異論もある方が多いのではと感じました。
タイトルを見ると全将軍の正室を丁寧に生没年から親族関係まで丁寧に書いているように見えますが、はっきり言って五代将軍綱吉以前の話はおまけみたいなカスカスの内容です。それだけ江戸時代前半の大奥はまともな史料も少ないのでしょう。巻末には参考にされた資料や論文の一覧もあるので参考になります。一般人にもお気楽にさっくり読める本です。
