岩月 謙司

定価: ¥ 914
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発売日: 1999-09
発売元: 日本放送出版協会
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娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)を読んでみた。う~むと納得しきりである。
なんといっても、著者岩月 謙司の意欲が読み取れるから、ついつい読んでいってしまう。
ぐいぐい娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)に引っ張られているという感じか?娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)に類する本は、あんまり多く読んだことがないから比較はできないけれど、これらに類する本の中ではかなり高評価を得るんじゃなだろうか?
やっぱり著者が意欲を持って書くと、いいものが出来上がる。
娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)は評価が分かれるんじゃないだろうか?読後にそんなことを思った。著者の岩月 謙司はそんなことはちっとも気にしていないんじゃないかと思うけれど。
娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)を読んだ友人にも聞いた見たのだが、一人は「いい」と言ったが、別なひとりは「そうかな?」と首をかしげた。
試しにまた別な友人にも娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)を貸してみようと思う。
さて、どんな評価が下されるか?あまり、褒められた事ではないけれど、本には読書以外の愉しみ方があるのだ。
専門家は読む必要なし
家族関係について、おもしろい分析をしているという意味では興味深いが、心理学の観点から見ると、こういうお話は、むかしから何度も繰り返しされてきたもので、本人が主張するほど斬新なものではない。現在の家族関係の臨床心理学や、エビデンス中心の家族研究、進化心理学における家族観のほうが、科学的な根拠もあり、はるかに知的好奇心をそそるものである。いわゆるポップサイコロジーとして、一般読者からは、好評をはくすのだろうが、専門家にとっては特に読む必要はないだろう。
岩月謙司といえば、本書できまり
本書は最近は売れっ子になった著者が、まだ無名時代(現在に比べれば)にひっそりと出したものであるが、岩月カウンセリング理論の骨子が全て提示されているといって過言ではない重要書である。
ところで、世間を騒がせている岩月理論の要諦とはなにか。私が思うに、岩月の急所は、人間関係を「契約関係」「贈与関係」に二分して捕らえる点にあるように思われる。すなわち、親との関係で、人間は「契約的関係」「贈与的関係」のいずれかの人間関係を選択するようになってしまい、挙句の果てには、「快」と「不快」を逆転して生きることさえする、と著者は述べるのである。
こういった分析の手際は、多くのカウンセリング理論がそうであるように、哲学的とも称すべきものであり、科学的にはその真価は証明されようがない。したがって、彼の分析を、非科学的・独断的といって非難するのは的外れでしかないだろう。読者に求められるのは、岩月の論を「納得」することであり、自らの生きる人間関係を「契約」的か「贈与」的か自分で確かめることである。いわば本書の真価は、読者の実践によってのみ証明されるだろう。
なるほど岩月の時に独断的なもの書き自体、あらぬ抵抗を呼!ぶこともあるかもしれない。しかし、逆にいえば、読者の心理に抵抗を生まない心理学書・カウンセリング本とは、そもそもなに程のものでもない証拠ではないか。
岩月の本は学術的にはさっぱり無視されているようだが、専門的に言えば自己心理学の亜流に属するものといえるかもしれない。しかし岩月の本には専門家外であるからこそ言いうる面白い着想が数多くあるように思える。日本人には日本人から素直に出た心理療法こそ貴重なのではないか、と思うがいかがだろうか。
女性、そして娘を持つ親必読の書
相当数多くの女性が、実はこうしたストックホルムシンドロームに悩まされているのではないでしょうか。
それほど、今の日本の家庭は、子供に対する共感能力を失っていると思います。若い人の恋愛関係や、援助交際を考えてみても、寂寥感、空虚感を必死に埋めよう、満たそうとする女性の迷走だと考えると、とても心の痛む思いがします。
全ての女性、また、娘を持つ全ての親御さんに読んで頂きたい本です。
