度会 好一

定価: ¥ 756
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発売日: 1997-04
発売元: 中央公論社
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水を飲むのが好きだ。
年々、一日あたりに水を飲む量が増えている。
度会 好一の「ヴィクトリア朝の性と結婚―性をめぐる26の神話」が好きだ。眠い目をこすりつつ明け方近くまで読んで、今日は思いッきり遅刻した。だが、水と「ヴィクトリア朝の性と結婚―性をめぐる26の神話」は止められない。
遅刻したのに性懲りもなく、上司が見ていない隙を突いて水を飲み、「ヴィクトリア朝の性と結婚―性をめぐる26の神話」のページをめくる。
きのこの山とタケノコの里も好きだ。どちらかというとタケノコの里の方が若干、好き度は上だ。
今日は家に帰ったら、思う存分、タケノコの里を食べ、「ヴィクトリア朝の性と結婚―性をめぐる26の神話」を読みながら、水をガブ飲みしてやろうと思う。
はやく仕事終わらないかな~~・・・。
面白いエピソード満載です
ビクトリア朝イングランドといえば、禁欲と頽廃が入り交じった文化。イギリスの貴族といって思い浮かぶイメージは大抵ここからですよね。なんとなく、大陸ヨーロッパとは少しおもむきが違った清潔な美しさ、みたいなビジュアルイメージが先に立ちます。本書は、特に性と恋愛と結婚について、そうした漠然と抱かれているヴィクトリア朝のイメージ(=神話)をひとつひとつ検証していきます。文献資料の豊富な引用に語らしめるというアプローチが、その検証にリアリティを持たせている。貴族や中流階級だけでなく、庶民のことにもきちんと目配りしてあります。全体として言えるのは、古今東西いずこも同じだなあということ。ヴィクトリア朝の女性も性欲のない人形ではなく生身の人間だったし、恋愛と結婚はお金のことと密接に絡んでいて、男は妻を家に閉じこめて買春や愛人に走って、妻はこっそり不倫する。レディは高望み、若い男性は収入が少ないから、そんなレディを養う結婚なんてとても無理だとうじうじ、なんていうところも、現代の日本と似ている気がします。全体としての意図はシンプルで分かりやすいですが、構成としてはひとつひとつの短いトピックが独立しているので、段階を追って大きな主張を組み立てて行くのではない分、少し中だるみしてしまうかも。トピックは興味深いし、文章も読みやすく、引用が多くてメリハリがあるので、ヴィクトリア朝に興味がある人なら一気に読めてしまうでしょう。個人的には、それでもやはり女性は男性に比べて厳しい立場におかれていたんだということを、もっと強調してほしかったです。
